Reframe Labがこの1年取り組んできた「ミエナイモノプロジェクト」から、一冊の本とアニメーションが生まれました。
【アニメーション&絵本『もるめたも』とは?】
それまで「自分」だと思っていたものが、あるとき水に、鳥や風に、土中の菌から宇宙にまで変容していくメタモルフォーゼ(変容)の物語。
物語の原作はReframe Lab、絵本・アニメのビジュアルを担当するのはアーティストのひらのりょう氏、音楽はOLAibi氏、ナレーションにコムアイ氏を迎えて制作しました。
【絵本・アニメーション『もるめたも』コンセプト】
自分の内なる宇宙を感受し、外なる宇宙と遊ぶ
もし、いま子どもが孤独や寂しさを感じていたら、この世界に疑問を持っていたら、私たちはどう向き合うのが良いでしょうか? 疑問を感じること自体が、その人のもつ力でもあります。いま目にうつる世界がすべてではなく、想像力を育み、様々なものの見方を増やすことで世界が広がっていく可能性もあります。自分の中にある、あらゆる経験と感情(喜び、安心、怒り、不安、混乱)は、自分を知るとても大切なサインであり、いつか自分の糧となるかもしれません。それらを「内なる宇宙の宝物」ととらえて感受しながら、海から空へ、森、土、火などが連環する「外なる宇宙」と遊んでみる。いつのまにか、自分の体が水になり、鳥になり、虫になり、宇宙の一部にまでなってしまう。そんな変容(メタモルフォーゼ)の物語『もるめたも』をつくりました。
遊びと想像力で、この世界を謳歌する
新型コロナウイルス感染拡大をはじめ、自然災害や経済問題などによる社会的混乱や危機は、私たちの身体や心にも大きな影響があると知られています。それは実際に危機に直面したかどうかに関わらず、メディアの報道など間接的な体験からも生じます。そのとき子どもにとって重要なのが「遊びと想像力」であり、子どもと関わる大人による適切な関わりであることが研究で明らかになっています。こうした誰にでも起こりうる心の傷の影響を正しく理解し、適切に関わることは「トラウマインフォームドケア」と呼ばれています。そこで私たちは、誰もが持つ「遊び」の力を手がかりに、これからの社会を「目にうつるもの」だけではなく、生命と非生命、心、異世界といった「ミエナイモノ」への気配を感じ、想像し、多様なる自然を行き来するプログラムを立ち上げました。
制作スタッフ〉
アニメーション『もるめたも』
ディレクター 塚田有那
シナリオ 塚田有那 小澤いぶき Reframe Lab
アニメ ひらのりょう(FOGHORN)
音楽 OLAibi
ナレーション コムアイ
効果音 ANAN
オーディオミキサー 坂本麻人
CGコンポジット・エディター 稲吉翔平
作画協力 笠原絵里
羅 絲佳
協力 谷川千央(FOGHORN)
羽田寛士(TAPES PRODUCTION)
翻訳 辻愛麻
企画・制作 〈Reframe Lab〉塚田有那 小澤いぶき 清水聡美 和田夏実
BOOK「もるめたも あそびとまなびの観察ノート」
編集 塚田有那
絵本(絵) ひらのりょう(FOGHORN)
絵本(文) 塚田有那・小澤いぶき + Reframe Lab
デザイン 畑ユリエ
マネジメント 清水聡美
あそびば製作 和田夏実
撮影 ただ
美術 金子恵美
美術助手 大美萌花
出演 岡本瑞生 岡本珠季
協力 岡本恵 岡本真梨子
企画・制作 〈Reframe Lab〉
塚田有那 小澤いぶき 清水聡美 和田夏実
企画 Reframe Lab
発行 認定NPO法人PIECES
共催 一般社団法人Whole Universe
助成 みてね基金
新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金
公益財団法人パブリックリソース財団内「ゴールドマン・ サックス緊急子ども支援基金」